私は金融工学とバリュー分析を応用した
「アクティブリバランス投資法」を実践しています。
ここでは、背景となる理論ややり方の詳細について
ご紹介しています。
本当に理にかなって、簡単な手法なのです。
知っておいて損はないと思いますヨ!
初めての方まずバックナンバーをご一読頂く事を
オススメします。
バックナンバーはこちら
「マネーゲームではない、本当に殖やす投資」一緒に考えて見ませんか?!
【アクリバ詳細その31】想定株価の変動対応
これまでアクティブリバランスを実行するための手法についてお話して来ま
した。ところで、このアクティブリバランス、いわゆる固定比率でのリバラ
ンスと比べると「やっかいな事」があるわけです。
詳細は http://gookabu.blog48.fc2.com/blog-entry-76.html
復習しますと
1:アクティブリバランスは
「何かを基準に株が高い安いを判断しなければならない」
2:「株価が安い高い」が判断できたとして、
「どの程度の比率、株を所持するべきか判断しなければならない」
の二点です。
そして「どの程度の比率、株を所持するべきか」については、時分散ポート
フォリオという考え方で「ほぼ完全な」答えが見つかりました。
※時分散ポートフォリオについては
http://gookabu.blog48.fc2.com/blog-entry-82.html
を参照下さい。
ですから、大まかに言うと
「バリュー的に妥当といえる株価」さえわかれば
「どの程度の比率、株を所持するべきか」につては
明確に答を出す事ができます。
ところが「バリュー的に妥当といえる株価」、これが最後の問題して残って
います。
【おおまか・・・で良いのです】
さて結論から言うと、この「バリュー的に妥当といえる株価」
明確に分かる必要はありません。
モチロン、明確に分かるのであればそれに越したことはありません。
もし、「バリュー的に妥当といえる株価」がはっきり分かって、しかも、
「株価はそれに向かって一直線に戻る」なら、
そもそも資金分散不要です。
「割安な時は全額買い」「割高の時は全額売り」とすれば良いことです。
あえて、資金分散しているのは「はっきり分からないから」なのです。
さらに、この「バリュー的に妥当といえる株価」・・・一流のアナリスト
でも判断は難しいのです。そして良く間違えます(笑)
そこで、私のオススメしている「アクティブリバランス」です。
この方法は間違いがあっても「それなりに対応できる」と言うのが強みな
のです。
この「バリュー的に妥当といえる株価」、一応私が「勝手に・・・」の中で
毎週ご報告しています。
今週末の段階では、日経平均で12000円とさせて頂いています。
そして、この中でも白状していますように、
「もしかすると今後、日経平均の価値は14000円と言わざる得ないかも?!」
なんて言っています。
つまり、私の中でも
「日経平均の価値は12000円~14000円の範囲」
というとてもアバウトな判断しか出来ていないのです。
こう言うと、「これじゃ役に立たないじゃないか」なんて言われそうです。
しかしながら、そうでもありません。
例えば、価値12000円の場合と価値14000円の場合の最適投資比率を計算する
と次のようになります。
※価値以外の条件については、週末時点のパラメータを採用しました。
株価 12000円での比率 14000円での比率 平均
15,000 00.0% 37.1% 18.6%
14,000 06.5% 56.8% 31.7%
13,000 38.6% 71.1% 54.9%
12,000 60.2% 81.8% 71.0%
11,000 75.3% 90.2% 82.8%
10,000 86.4% 97.0% 91.7%
9,000 94.9% 99.9% 97.4%
如何でしょうか?!
価値を12000円としても14000円としても、そう極端に変わるものではない事
が分かるのではないかと思います。
そして、こう考えれば良いのです。
よくわからないなりに「どちらからと言えば価値=12000円かな」と思うなら
「価値=12000円での比率」を採用すれば良いですし。
「どちらからと言えば価値=14000円」と思うのであれば、「価値=14000円
での比率」を採用頂ければよい事。
さらに「ぜんぜん分からない」のであれば、「平均」を採用してください。
これでも変な自己流売買するより良い成果につながると思いますよ!
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「アクティブリバランス投資法」を実践しています。
ここでは、背景となる理論ややり方の詳細について
ご紹介しています。
本当に理にかなって、簡単な手法なのです。
知っておいて損はないと思いますヨ!
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オススメします。
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「マネーゲームではない、本当に殖やす投資」一緒に考えて見ませんか?!
【アクリバ詳細その31】想定株価の変動対応
これまでアクティブリバランスを実行するための手法についてお話して来ま
した。ところで、このアクティブリバランス、いわゆる固定比率でのリバラ
ンスと比べると「やっかいな事」があるわけです。
詳細は http://gookabu.blog48.fc2.com/blog-entry-76.html
復習しますと
1:アクティブリバランスは
「何かを基準に株が高い安いを判断しなければならない」
2:「株価が安い高い」が判断できたとして、
「どの程度の比率、株を所持するべきか判断しなければならない」
の二点です。
そして「どの程度の比率、株を所持するべきか」については、時分散ポート
フォリオという考え方で「ほぼ完全な」答えが見つかりました。
※時分散ポートフォリオについては
http://gookabu.blog48.fc2.com/blog-entry-82.html
を参照下さい。
ですから、大まかに言うと
「バリュー的に妥当といえる株価」さえわかれば
「どの程度の比率、株を所持するべきか」につては
明確に答を出す事ができます。
ところが「バリュー的に妥当といえる株価」、これが最後の問題して残って
います。
【おおまか・・・で良いのです】
さて結論から言うと、この「バリュー的に妥当といえる株価」
明確に分かる必要はありません。
モチロン、明確に分かるのであればそれに越したことはありません。
もし、「バリュー的に妥当といえる株価」がはっきり分かって、しかも、
「株価はそれに向かって一直線に戻る」なら、
そもそも資金分散不要です。
「割安な時は全額買い」「割高の時は全額売り」とすれば良いことです。
あえて、資金分散しているのは「はっきり分からないから」なのです。
さらに、この「バリュー的に妥当といえる株価」・・・一流のアナリスト
でも判断は難しいのです。そして良く間違えます(笑)
そこで、私のオススメしている「アクティブリバランス」です。
この方法は間違いがあっても「それなりに対応できる」と言うのが強みな
のです。
この「バリュー的に妥当といえる株価」、一応私が「勝手に・・・」の中で
毎週ご報告しています。
今週末の段階では、日経平均で12000円とさせて頂いています。
そして、この中でも白状していますように、
「もしかすると今後、日経平均の価値は14000円と言わざる得ないかも?!」
なんて言っています。
つまり、私の中でも
「日経平均の価値は12000円~14000円の範囲」
というとてもアバウトな判断しか出来ていないのです。
こう言うと、「これじゃ役に立たないじゃないか」なんて言われそうです。
しかしながら、そうでもありません。
例えば、価値12000円の場合と価値14000円の場合の最適投資比率を計算する
と次のようになります。
※価値以外の条件については、週末時点のパラメータを採用しました。
株価 12000円での比率 14000円での比率 平均
15,000 00.0% 37.1% 18.6%
14,000 06.5% 56.8% 31.7%
13,000 38.6% 71.1% 54.9%
12,000 60.2% 81.8% 71.0%
11,000 75.3% 90.2% 82.8%
10,000 86.4% 97.0% 91.7%
9,000 94.9% 99.9% 97.4%
如何でしょうか?!
価値を12000円としても14000円としても、そう極端に変わるものではない事
が分かるのではないかと思います。
そして、こう考えれば良いのです。
よくわからないなりに「どちらからと言えば価値=12000円かな」と思うなら
「価値=12000円での比率」を採用すれば良いですし。
「どちらからと言えば価値=14000円」と思うのであれば、「価値=14000円
での比率」を採用頂ければよい事。
さらに「ぜんぜん分からない」のであれば、「平均」を採用してください。
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