私は金融工学とバリュー分析を応用した 
 「アクティブリバランス投資法」を実践しています。

 ここでは、背景となる理論ややり方の詳細について
 ご紹介しています。

 本当に理にかなって、簡単な手法なのです。
 知っておいて損はないと思いますヨ!

 初めての方まずバックナンバーをご一読頂く事を
 オススメします。

 バックナンバーはこちら 

「マネーゲームではない、本当に殖やす投資」一緒に考えて見ませんか?!
 
【アクリバ詳細その33:最終回】アクティブリバランス投資法まとめ2!

 そろそろ、書く事がなくなって来ましたので、一度このシリーズはまとめ
 させて頂き、いよいよ最終回。
 ※年明けあたりからちょっと別の内容でのアップを考え中。

 私の提案させて頂いている
 「ちょいアクティブ、簡単だけどプロにも勝っちゃうぞ!投資法」
 の全体像をご説明します。

 前回のポリシー偏はぜひご一読下さい。

アクティブリバランス投資法ポリシー偏


【投資手法概要】

 1:投資主体

  日経225種平均を投資対象にします。
  これは、業績のチェックがやりやすいからと言う理由だけです。
  分析結果はTOPIXや個別株にも応用可能です。

 2:実行方向

  1回/(月~3ヶ月)程度、現金比率と投資比率のバランス調整します。
  具体的には
    株が値上がりしたら、株の比率を下げる
    株が値下がりしたら、株の比率を上げる
  と、いう事だけです。

  最適な投資比率については「勝手に225週間想定」にて毎週ご報告します。

  ※見に来るのが面倒な方はメルマガ登録して下さい。(笑)
  ※ http://gookabu.blog48.fc2.com/

 3:実績リターン/リスク
 
  ○実績リターン(2017年4且末現在)

   Max2倍運用の時に年率約24%の実績となっています。
   現物だけでも上記の半分強のリターンになります。

   内訳はMax2倍運用で、

     1:企業収益によるリターン(配当と株主資本増加分) 約15%
     2:株価変動のアクティブリバランスによる利益変換  約 9%
   
   と程度とおもわれます。
  
   1の企業収益は、当然ながら企業業績によって変わる部分  

   2の「アクティブリバランスによる利益変換」は株のボラティリティに
   よって変わります。概ね年間ボラティリティの1/3~1/4程度と考
   えています。

   #ありえないと思いますが、皆がこのアクティブリバランスをやると
   #ボラティリティが大幅に小さくなり、
   #その結果Buy And Holdをやっている事と同じになります。

   当然ながら、先物を活用するなどして、レバレッジを上げれば更に上の
   リターンも期待できます。(但し、3倍程度が限界だと思います)

   また、上記リターンはコバンザメ、売買手数料、先物買いの金利負担、
   ファンドの信託報酬等で劣化してゆきます。

  ○実績リスク(価格変動リスク:金融工学で言うリスクです)

   Max2倍運用にては年率22.8%となりました。(1倍運用では11.4%)
   これは日経平均現物を持っているダケとの場合22.4%とほぼ同様。

   当初計画していた通り、普通に日経平均と比較してのリスクは
   概ね半減している事がわかります。
   ※現物のみの場合。
   レバレッジが上がれば当然リスクは増えてゆきます。

 4:注意点

  ○この手法の弱点として
   「バブル発生時など、株価が異常に高くなってしまうと早々に現金化し
    てしまう」
   があります。バブルの恩恵を受けたい方には不向きな投資手法です。
   この様な方は実行しないで下さい。
   #この場合はBuy And Holdに完全において行かれます。
   #反面、その後の下落相場で追いつけると考えてはいますが・・・
   #下手すると数年待つことになります。

  ○最適投資比率は株式投資できる「最大値」と考えてください。
   勝手にこの比率を上回って投資した場合、リターンは大幅に減少する可
   能性があります。
   また場合によっては、必要なリバランスを実行できなくなります。

  ○この手法で一番難しいのは「値下がりした時に買い増しする」事だと思
   います。慣れないと、とても恐怖を感じると思います。

   しかしこれを行わない限り成果にはつながりません。

   まずは無理せず少ない投資額で1回転経験頂き、慣れて頂く事をオスス
   メします。#4年~6年かかりますが・・・・

   慣れれば、レバレッジを上げての投資も可能だと思います。

  ○最後に、よくある言葉ですが・・・

   「投資は自己責任です。最終的なご判断は投資をされる皆様各自でお願
    い致します。」

   これが出来ず、失敗を他人のせいにする人はまず成功しません。

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余談です

  このアクティブリバランス、考え方そのものは世界中の株、債券、不動産
  なんかに使えるのです。ただデータを集めるのが難儀でした。

  でも、最近は国債分散投資も一般的になったのか、かなりデータを集めら
  れる様になってきました。

  そこで例えば、三菱UFJ投信のeMAXISシリーズに合わせた投資比率提案
  ができると良いかも・・・なんて考え始めています。

  このあたり、ご意見ありましたらお願いします。
  #但し、準備にはとても時間がかかると思いますのでご承知おきください。

  参考:eMAXISシリーズラインナップ

  日経225、TOPIX、国内債券、国内リート
  全世界株式、先進国株式、先進国債券、先進国リート
  新興国株式、新興国債券

 参考:eMAXISシリーズ

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2010.12.04 Sat l 投資技法 l top