【はじめに】
#初めての方は「投資をマジメに考える」シリーズの
#ご一読をオススメします。
# http://gookabu.blog48.fc2.com/blog-entry-153.html
さて、「手を出したら、カモにされる金融商品」を続けます。
金融業界は、あの手この手で貴方の資産を狙っています。
注意しておきましょう!
今回は「店頭取引商品」です。
【金融機関の店頭取引での稼ぎ方】
今回のネタは、知っている方も多いと思います。
ですから、ご存知の方は読み飛ばしてください。
ですが、知らないあなたは「良いカモ」です。
さて店頭取引商品、色々ありますが、まずはFX、CFDに注目して
みましょう。
最近では公開市場でのFXやCFDの取引も可能になっています。
ですが、多くの証券会社や外為業者が用意している店頭FX、CFD
も、それなりに人気があるようです。
各業者とも低スプレッド、手数料無料、そして工夫された取引ツール
を準備して、なるべく店頭取引に顧客を誘導しようとしています。
なぜ、彼らは店頭取引に顧客を誘導しようとするのでしょうか?!
答えは「その方が儲かるから」です。
あたりまえですね!
彼らは儲ける為に会社を作ったのですから・・・・
さてその手段は中々に巧妙です。
「取引手数料無料!」「業界最低のスプレッド」
※スプレッドとは売る時と買う時の価格の差です。
通常、若干の差があって、これが業者の儲けになります。
なんて言っています。
でも、彼らはこれでも充分に稼げるのです。
もちろん、取引対象の値段を操作したりは(あまり)しません。
こんな事をすると「あの業者はボッている」とスグウワサになってし
まい顧客減につながります。
ですから「スワップ金利」をかすめとるのです。
#スワップ金利の詳しい説明は避けますね!
例えばある業者の4/23の日本円、アメリカドルのスワップレートは
こんな感じでした。
米ドル売り マイナス5円
米ドル買い 0円
もう、ここで分かる方は気づくと思います。
本来、このスワップレートは売り方買い方、平等なハズです。
つまり、「米ドル売りがマイナス5円」ならば「米ドル買いはプラス
5円」でなくてはなりません。
なぜこんな事がおきるのか・・・答えは簡単、業者が手数料を抜いて
いるからです。
同じ日の証券所FX(大証)のスワップレートは
米ドル売り マイナス4円
米ドル買い プラス 4円
でした。
わかりやすいですよね!
売り方から1円、買い方から4円、これが業者の収入源です。
まあ、年率0.2%程度ですからカワイイとも言えますが・・・
でも良く考えてくださいネ。たがが0.2%と言えど・・・レバレッ
ジ10倍にすれば年率2%の手数料と言う事です。
変なファンドの信託報酬より高くなってしまいます。
さて、この低金利時代、値動きの比較的少ないFXであれば業者もこ
の程度しか抜けないのですが、値動きの大きいCFDになるとかなり
派手に抜いてきます。
例えば、「日経225」なんて場合、年率3%以上のスワップを抜い
て来る事もあります。
例えばある店頭CFDの日経225スワップポイントはこうです。
#4/23の現実の値です。
日経225買い マイナス 4円
日経225売り マイナス13円
これが毎日日経平均1枚(約9500円ですね)にかかってきます。
#買いの方がロスが少ないのは配当があるからです。
#逆に言うと、配当(年率約2%)含めてもマイナスと言う事。
ここから業者が抜いている手数料を計算すると年率約3.2%と言う
事がわかります。
しかもレバレッジ最大10倍までいけます。
レバ10倍となると、年率32%強ですね!。
現在の日本ではこんな金利でお金を貸すと違法ですが(笑)
この「スワップを抜く」と言う方法であれば違法ではありません。
いやはや儲かる商売です。
ちなみに同じ取引を取引所CFDである「株365」でやった場合、
業者が抜くスワップポイントは「ゼロ」です。
店頭CFDの場合、仮に1000万円の投資で、毎年32万円もの
手数料を取らる事になるのです。しかもレバレッジ1倍で・・・
それが、市場取引なら手数料ゼロ・・・えらい違いですよネ!
このレベルになってくると、資産形成へのダメージも、かなりのレベ
ルになってきます。
こんな感じで、業者が自由に取引条件を決められる店頭取引は、投資
家とっては不利な事が多いのです。
取引はなるべく公平な取引所取引を活用しましょうネ。
ただし、取引所なら安心か・・・と言うと、そうでも無い場合もあり
ます。次回は取引所取引でもカスメとる、お見事な手法についてご紹
介します。
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(宜しければ下記も参考にしてください)
○アクティブリバランス投資法とは?!
http://gookabu.blog48.fc2.com/blog-entry-86.html
○アクティブリバランス投資法、実行マニュアル
http://ynavi.info/mag/act2.html
○主なバックナンバー
http://gookabu.blog48.fc2.com/blog-entry-153.html
○アクティブリバランス詳細解説リンク集
http://gookabu.blog48.fc2.com/blog-entry-53.html
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#初めての方は「投資をマジメに考える」シリーズの
#ご一読をオススメします。
# http://gookabu.blog48.fc2.com/blog-entry-153.html
さて、「手を出したら、カモにされる金融商品」を続けます。
金融業界は、あの手この手で貴方の資産を狙っています。
注意しておきましょう!
今回は「店頭取引商品」です。
【金融機関の店頭取引での稼ぎ方】
今回のネタは、知っている方も多いと思います。
ですから、ご存知の方は読み飛ばしてください。
ですが、知らないあなたは「良いカモ」です。
さて店頭取引商品、色々ありますが、まずはFX、CFDに注目して
みましょう。
最近では公開市場でのFXやCFDの取引も可能になっています。
ですが、多くの証券会社や外為業者が用意している店頭FX、CFD
も、それなりに人気があるようです。
各業者とも低スプレッド、手数料無料、そして工夫された取引ツール
を準備して、なるべく店頭取引に顧客を誘導しようとしています。
なぜ、彼らは店頭取引に顧客を誘導しようとするのでしょうか?!
答えは「その方が儲かるから」です。
あたりまえですね!
彼らは儲ける為に会社を作ったのですから・・・・
さてその手段は中々に巧妙です。
「取引手数料無料!」「業界最低のスプレッド」
※スプレッドとは売る時と買う時の価格の差です。
通常、若干の差があって、これが業者の儲けになります。
なんて言っています。
でも、彼らはこれでも充分に稼げるのです。
もちろん、取引対象の値段を操作したりは(あまり)しません。
こんな事をすると「あの業者はボッている」とスグウワサになってし
まい顧客減につながります。
ですから「スワップ金利」をかすめとるのです。
#スワップ金利の詳しい説明は避けますね!
例えばある業者の4/23の日本円、アメリカドルのスワップレートは
こんな感じでした。
米ドル売り マイナス5円
米ドル買い 0円
もう、ここで分かる方は気づくと思います。
本来、このスワップレートは売り方買い方、平等なハズです。
つまり、「米ドル売りがマイナス5円」ならば「米ドル買いはプラス
5円」でなくてはなりません。
なぜこんな事がおきるのか・・・答えは簡単、業者が手数料を抜いて
いるからです。
同じ日の証券所FX(大証)のスワップレートは
米ドル売り マイナス4円
米ドル買い プラス 4円
でした。
わかりやすいですよね!
売り方から1円、買い方から4円、これが業者の収入源です。
まあ、年率0.2%程度ですからカワイイとも言えますが・・・
でも良く考えてくださいネ。たがが0.2%と言えど・・・レバレッ
ジ10倍にすれば年率2%の手数料と言う事です。
変なファンドの信託報酬より高くなってしまいます。
さて、この低金利時代、値動きの比較的少ないFXであれば業者もこ
の程度しか抜けないのですが、値動きの大きいCFDになるとかなり
派手に抜いてきます。
例えば、「日経225」なんて場合、年率3%以上のスワップを抜い
て来る事もあります。
例えばある店頭CFDの日経225スワップポイントはこうです。
#4/23の現実の値です。
日経225買い マイナス 4円
日経225売り マイナス13円
これが毎日日経平均1枚(約9500円ですね)にかかってきます。
#買いの方がロスが少ないのは配当があるからです。
#逆に言うと、配当(年率約2%)含めてもマイナスと言う事。
ここから業者が抜いている手数料を計算すると年率約3.2%と言う
事がわかります。
しかもレバレッジ最大10倍までいけます。
レバ10倍となると、年率32%強ですね!。
現在の日本ではこんな金利でお金を貸すと違法ですが(笑)
この「スワップを抜く」と言う方法であれば違法ではありません。
いやはや儲かる商売です。
ちなみに同じ取引を取引所CFDである「株365」でやった場合、
業者が抜くスワップポイントは「ゼロ」です。
店頭CFDの場合、仮に1000万円の投資で、毎年32万円もの
手数料を取らる事になるのです。しかもレバレッジ1倍で・・・
それが、市場取引なら手数料ゼロ・・・えらい違いですよネ!
このレベルになってくると、資産形成へのダメージも、かなりのレベ
ルになってきます。
こんな感じで、業者が自由に取引条件を決められる店頭取引は、投資
家とっては不利な事が多いのです。
取引はなるべく公平な取引所取引を活用しましょうネ。
ただし、取引所なら安心か・・・と言うと、そうでも無い場合もあり
ます。次回は取引所取引でもカスメとる、お見事な手法についてご紹
介します。
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(宜しければ下記も参考にしてください)
○アクティブリバランス投資法とは?!
http://gookabu.blog48.fc2.com/blog-entry-86.html
○アクティブリバランス投資法、実行マニュアル
http://ynavi.info/mag/act2.html
○主なバックナンバー
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○アクティブリバランス詳細解説リンク集
http://gookabu.blog48.fc2.com/blog-entry-53.html
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