さて、前回はちょっとしたルーレット必勝法をご紹介致しま
  した。

  当然、この方法では上手くは行きません。

  もし、「これいいじゃん」なんて思った方は、危険です。

  世にある数多の「ウマい話」にのせられてしまう可能性が高
  いですから注意しましょうね。

  そして出来れば、この程度の間違いは見抜く目を持って頂け
  ればと思う次第です。

  それでは答え合わせに入りましょう。

  まず簡単な方から・・・・

  前回ルーレットで「黒、黒」と続いた時に次に黒が出る確率
  は12.5%しかないから、このタイミングでは「赤」に賭けた
  方が当たりやすい・・・と書きました。

  このウソはわかりますか?!

  ※面倒なので0,00はない赤黒だけのルーレットをイメージし
   ています。ご容赦ください。

  「黒、黒、黒」が出る確率は確かに12.5%です。
  #1/2 × 1/2 × 1/2 = 1/8 =0.125
  ですが、「黒、黒、赤」が出る確率も同じく12.5%です。

  ですから、「黒、黒」の後に「黒」が出る確率も「赤」が出
  る確率も同じなんです。

  という事で、「黒、黒」の後に「赤」が出やすいなんて発想
  は「残念な誤解」と言えるでしょう。

  もう少し詳しく言うと「黒、黒」が出た段階で25%のやや珍
  しい事が起きてしまっています。そしてこれは過去の話。

  そしてその後に「黒」が出る確率「赤」が出る確率も同じく
  50%という事です。

  ですから、あなたが賭ける時には、次に「黒」か「赤」かは
  まったくわからないのです。

  そして、たまたま「黒、黒、黒」が出れば12.5%の珍しい現
  象が起きた・・・と言うだけの事です。
  25% x 50% = 12.5%

  ですから、こんな賭け方を考えるのは無意味なのです。

  さてついでに言うと、これが

  「10回中、黒が出た回数と赤が出た回数をカウントして、
   どちらかが7回以上でたら反対に賭ける」

  なんて言うと、なにやら聞いたことがありませんか?!
  ※これが無意味な事は、既に皆さまご理解いただけますね。

  これはサイコロジカルと言うテクニカル指標と同じです。

  これに限らず、オシレータ系の指標はだいたい同じ事をしてい
  ると言えるでしょう。

  反対に「10回中、黒が7回出た。これはこの台のに欠陥が
  あって黒が出やすい」と考えて黒に賭け続ける。

  なんて発想もあるかもしれません。

  これは移動平均や一目均衡などのトレンド追従方式に近いで
  しょうね。

  でもこの次の10回は偶然赤が多く出たり・・・

  #本当に、どちらかに偏った目が出る台はスグに撤去される
  #のでしょうねw

  さて次回はマーチンゲール本丸に切り込みます。 

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2017.08.18 Fri l 投資技法 l コメント (0) トラックバック (0) l top

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