私は金融工学とバリュー分析を応用した
「アクティブリバランス投資法」を実践しています。
ここでは、背景となる理論ややり方の詳細について
ご紹介しています。
本当に理にかなって、簡単な手法なのです。
知っておいて損はないと思いますヨ!
初めての方まずバックナンバーをご一読頂く事を
オススメします。
バックナンバーはこちら
「マネーゲームではない、本当に殖やす投資」一緒に考えて見ませんか?!
【アクリバ詳細その26】最初の一歩から先物まで!
前回はアクティブリバランスの実行頻度をご説明しました。
やり方は至って簡単です。でも「実行し続ける事」が一番難しいかもしれ
ませんネ。
ノーロードのファンドを使えば、毎月3千円程度で始める事ができます。騙
されたと思って試されては如何でしょう?!
下手に自己流売買するより、きっと良い成果が出せますよ!
さて、今回は具体的な始め方の説明です。
【最初の一歩!3千円/月コース】
本当に最小限という意味では毎月3千円程度の積み立てで始める事がでます。
本音を言うと毎月1万円程度の積み立てにして頂くと、きめ細かなリバラン
スが出来るようになります。
さて、このレベルの金額ですと若干効率悪いのですが、通常の投資信託を使
わざるを得ません。一般のネット証券なら扱っていると思いますが、例えば
「eMAXIS日経225インデックス」等のファンド積み立てを設定しま
す。
選ぶファンドの基準は「ノーロード=売買手数料無料」かつ「信託報酬」
が安いもの・・・です。
先程ご紹介した「eMAXIS日経225インデックス」はノーロードで
信託報酬0.42%と言う事で比較的良心的だと思います。
※他にも良いのがあったら教えてください。
ちなみに、私のレポートは日経平均を基準にしていますが、お好みであれば
TOPIXファンドでも構わないと思います。
#おそらく「需給/心理的要因」で日経平均が高い時はTOPIXも高いは
#ず・・・ですので。
今週の最適投資比率は約77%でしたので、毎月3千円であれば
2000円 「株ファンド買い付け」
1000円 「MMF買い付け」
という具合にに配分します。この場合投資比率は66%ですね!。
※最適投資比率を最大と考えて、それを超えないよう株式の比率を決めて下
さい。
毎月5千円であれば
3850円 「株ファンド買い付け」
1150円 「MMF買い付け」
なんて形も可能です。
購入単位は最低1000円それ以上は1円単位で設定できます。
念のため・・・MMFは一度買い付けると30日は解約時に手数料を取られ
ます。MMFの資金を株ファンドにまわす場合は30日以上間を空けましょ
う。ここで解約手数料払うようでは殖やせませんヨ。
後は適宜、購入比率を変えてゆきます。形式上は月一回程度のリバランスが
良いのでしょうね!
ノーロードですから売買手数料はかかりません。安心してリバランスできま
す。
【資産総額が5万円を超えたら】
このレベルまで行けばETFの購入も視野です。
なぜわざわざ乗り換えるかと言うと「信託報酬」が安いからです。
例えば、
先程の「eMAXIS日経225インデックス」は信託報酬0.42%
しかし似たようなファンドであるETF
「MAXIS日経225上場投信 (1346)」は信託報酬他で0.21%
程度なのです。しかもカブドットコムなら売買手数料も無料です。
細かいと言えば細かい話ですが、最近の金利考えると無視はできませんよ
ね。
信託報酬だけを考えると、メインはETFにしておいて端数調整は一般フ
ァンドにしておくのが効率は良くなります。
ただETFは取引が少なく、安易に成り行き注文出すと値が飛ぶ事があり
ます。ここは要注意。そう考えると、どちらを使うかは微妙です(笑)
ただ、こんな手段もあると知っておいて損ではないでしょう。
【資産総額が100万円を超えたら】
この領域でも基本はファンドになると思います。ただレバレッジを上げる
手段として日経平均先物ミニも視野に入ります。
先物ミニはおおむね1枚買うと概ね株100万円分の購入に相当します。
#日経平均の100倍の資金を動かしたことになります。
MAXレバレッジ2倍運用をするのであれば、1枚はこれを買っておいて、
残りの比率をファンドで調整すれば良いわけです。
#当然ながら、購入したファンドは先物の証拠金として使います。
#そうしないと上手くリバランスできません。
#購入株/ファンドを証拠金扱いできる証券会社を選びましょう!
#(カブドットコムは可)
但し、先物買いは売り方側に金利を支払うことになります。現状の金利は1%
未満ですので許せる範囲なのですが、今後金利が上がることもあり得ます。
この点は注意が必要です。
それと僅かではありますが売買手数料も必要です。(年間0.04%程度)
#先物ミニ一枚で片道52.5円です。
先物はあくまでレバレッジを上げる手段です。レバレッジ1倍で良いのであ
ればファンド主体の方がお得です。
【ブルベアファンド、CFD、信用取引はNG】
さて特に小額のうちは「値動きの大きい」投資先で一気に資産を殖やしたい
と考えてしまいがちです。ですが、
・ブルベアファンド(日経平均の2~3倍の値動きをするファンド)
・CFD
・ETFの信用取引
は全てNGと考えてください。理由を簡単に説明します。
○ブルベアファンド
理由その1「信託報酬」が高い
先程ご紹介したファンドの場合、年間0.42%程度でしたが
これらのファンドは年間1%~2%と言うのが一般的です
理由その2「長期保有時の構造的欠陥」
ブルベアファンドは値動き2~3倍と言う一定値を保つために、
「高いところで買い、安いところで売り」を行わなくては
ならない構造になってます。この為、「逆リバランス効果」が働きま
す。
我々の得ようとしているリバランス効果が吹っ飛んでしまいます。
○CFD、信用取引
理由その1「金利が高くつく」
レバレッジを上げた分に対して概ね年間2~4%程度の金利がかかります。
これって証券会社の重要な収入源だったりします。(笑)
この金利ではリバランス効果を証券会社に提供するような物です。
CFDや信用取引やるくらいなら、先物の方が絶対にオトクです。
理由その2「レバレッジ管理がいい加減になる」
調子にのって無用にレバレッジを上げすぎてしまいかねません。
この「ちょいアクティブ投資法」絶対に破綻しない事が必要です。
私はMAXでも3倍、普通であれば2倍程度が限界だと考えています。
安易にレバレッジを上げすぎないようにご注意!
・・・これは先物使っても同じですが・・・・
総じて、これらの手法は短期投資向きです。年単位で比率をコントロールす
るアクティブリバランスには馴染みません。
如何でしたでしょうか?!
次回は先物でレバレッジを上げるときの注意点に行こうと思います。
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「アクティブリバランス投資法」を実践しています。
ここでは、背景となる理論ややり方の詳細について
ご紹介しています。
本当に理にかなって、簡単な手法なのです。
知っておいて損はないと思いますヨ!
初めての方まずバックナンバーをご一読頂く事を
オススメします。
バックナンバーはこちら
「マネーゲームではない、本当に殖やす投資」一緒に考えて見ませんか?!
【アクリバ詳細その26】最初の一歩から先物まで!
前回はアクティブリバランスの実行頻度をご説明しました。
やり方は至って簡単です。でも「実行し続ける事」が一番難しいかもしれ
ませんネ。
ノーロードのファンドを使えば、毎月3千円程度で始める事ができます。騙
されたと思って試されては如何でしょう?!
下手に自己流売買するより、きっと良い成果が出せますよ!
さて、今回は具体的な始め方の説明です。
【最初の一歩!3千円/月コース】
本当に最小限という意味では毎月3千円程度の積み立てで始める事がでます。
本音を言うと毎月1万円程度の積み立てにして頂くと、きめ細かなリバラン
スが出来るようになります。
さて、このレベルの金額ですと若干効率悪いのですが、通常の投資信託を使
わざるを得ません。一般のネット証券なら扱っていると思いますが、例えば
「eMAXIS日経225インデックス」等のファンド積み立てを設定しま
す。
選ぶファンドの基準は「ノーロード=売買手数料無料」かつ「信託報酬」
が安いもの・・・です。
先程ご紹介した「eMAXIS日経225インデックス」はノーロードで
信託報酬0.42%と言う事で比較的良心的だと思います。
※他にも良いのがあったら教えてください。
ちなみに、私のレポートは日経平均を基準にしていますが、お好みであれば
TOPIXファンドでも構わないと思います。
#おそらく「需給/心理的要因」で日経平均が高い時はTOPIXも高いは
#ず・・・ですので。
今週の最適投資比率は約77%でしたので、毎月3千円であれば
2000円 「株ファンド買い付け」
1000円 「MMF買い付け」
という具合にに配分します。この場合投資比率は66%ですね!。
※最適投資比率を最大と考えて、それを超えないよう株式の比率を決めて下
さい。
毎月5千円であれば
3850円 「株ファンド買い付け」
1150円 「MMF買い付け」
なんて形も可能です。
購入単位は最低1000円それ以上は1円単位で設定できます。
念のため・・・MMFは一度買い付けると30日は解約時に手数料を取られ
ます。MMFの資金を株ファンドにまわす場合は30日以上間を空けましょ
う。ここで解約手数料払うようでは殖やせませんヨ。
後は適宜、購入比率を変えてゆきます。形式上は月一回程度のリバランスが
良いのでしょうね!
ノーロードですから売買手数料はかかりません。安心してリバランスできま
す。
【資産総額が5万円を超えたら】
このレベルまで行けばETFの購入も視野です。
なぜわざわざ乗り換えるかと言うと「信託報酬」が安いからです。
例えば、
先程の「eMAXIS日経225インデックス」は信託報酬0.42%
しかし似たようなファンドであるETF
「MAXIS日経225上場投信 (1346)」は信託報酬他で0.21%
程度なのです。しかもカブドットコムなら売買手数料も無料です。
細かいと言えば細かい話ですが、最近の金利考えると無視はできませんよ
ね。
信託報酬だけを考えると、メインはETFにしておいて端数調整は一般フ
ァンドにしておくのが効率は良くなります。
ただETFは取引が少なく、安易に成り行き注文出すと値が飛ぶ事があり
ます。ここは要注意。そう考えると、どちらを使うかは微妙です(笑)
ただ、こんな手段もあると知っておいて損ではないでしょう。
【資産総額が100万円を超えたら】
この領域でも基本はファンドになると思います。ただレバレッジを上げる
手段として日経平均先物ミニも視野に入ります。
先物ミニはおおむね1枚買うと概ね株100万円分の購入に相当します。
#日経平均の100倍の資金を動かしたことになります。
MAXレバレッジ2倍運用をするのであれば、1枚はこれを買っておいて、
残りの比率をファンドで調整すれば良いわけです。
#当然ながら、購入したファンドは先物の証拠金として使います。
#そうしないと上手くリバランスできません。
#購入株/ファンドを証拠金扱いできる証券会社を選びましょう!
#(カブドットコムは可)
但し、先物買いは売り方側に金利を支払うことになります。現状の金利は1%
未満ですので許せる範囲なのですが、今後金利が上がることもあり得ます。
この点は注意が必要です。
それと僅かではありますが売買手数料も必要です。(年間0.04%程度)
#先物ミニ一枚で片道52.5円です。
先物はあくまでレバレッジを上げる手段です。レバレッジ1倍で良いのであ
ればファンド主体の方がお得です。
【ブルベアファンド、CFD、信用取引はNG】
さて特に小額のうちは「値動きの大きい」投資先で一気に資産を殖やしたい
と考えてしまいがちです。ですが、
・ブルベアファンド(日経平均の2~3倍の値動きをするファンド)
・CFD
・ETFの信用取引
は全てNGと考えてください。理由を簡単に説明します。
○ブルベアファンド
理由その1「信託報酬」が高い
先程ご紹介したファンドの場合、年間0.42%程度でしたが
これらのファンドは年間1%~2%と言うのが一般的です
理由その2「長期保有時の構造的欠陥」
ブルベアファンドは値動き2~3倍と言う一定値を保つために、
「高いところで買い、安いところで売り」を行わなくては
ならない構造になってます。この為、「逆リバランス効果」が働きま
す。
我々の得ようとしているリバランス効果が吹っ飛んでしまいます。
○CFD、信用取引
理由その1「金利が高くつく」
レバレッジを上げた分に対して概ね年間2~4%程度の金利がかかります。
これって証券会社の重要な収入源だったりします。(笑)
この金利ではリバランス効果を証券会社に提供するような物です。
CFDや信用取引やるくらいなら、先物の方が絶対にオトクです。
理由その2「レバレッジ管理がいい加減になる」
調子にのって無用にレバレッジを上げすぎてしまいかねません。
この「ちょいアクティブ投資法」絶対に破綻しない事が必要です。
私はMAXでも3倍、普通であれば2倍程度が限界だと考えています。
安易にレバレッジを上げすぎないようにご注意!
・・・これは先物使っても同じですが・・・・
総じて、これらの手法は短期投資向きです。年単位で比率をコントロールす
るアクティブリバランスには馴染みません。
如何でしたでしょうか?!
次回は先物でレバレッジを上げるときの注意点に行こうと思います。
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